理事長のあいさつ

理事長 藤林昭一

京都私学振興会は、昭和38年に設立されて以来、半世紀の永きに亘って京都府内の私学の振興発展のため多大の寄与貢献を果たしてまいりました。

平成24年3月には、私学教育の充実を目的とする公益財団法人の認定を受けて、更に一層私学関係団体に対する助成金交付事業や顕彰奨学金事業、教育機器の寄贈、私学会館事業、教職員福利厚生事業など、私学を支援する様々な事業を積極的に行っています。

今からおよそ1200年前の天長5年(829年)に、弘法大師空海は当時の教育が貴族のための「国学」のみであったのに対し、庶民大衆も学べる学校が必要と考えて京都に『綜芸種智院』という学校を設立しました。これが私学の始まりであり、京都は私立学校発祥の地なのです。

この庶民のための学校が必要とする空海の思想は、その後も千年の都京都に脈々と受け継がれて、江戸時代には手島堵庵の明倫舎や石田梅岩の心学塾など多くの私塾寺子屋が開かれ、明治以降も仏教系各宗派やキリスト教各派が学校経営に取り組み、民間の教育者も多くの私立学校を設立しました。従って今も京都には50年、100年の歴史と伝統を持つ立派な私立学校が数多く存在しています。

近年、少子化の急速な進展によって私立学校の経営は極めて厳しい状況にあります。京都私学振興会はこのような時期にこそ、私学支援のため精一杯の努力をしてまいります。

公益財団法人京都私学振興会
理事長 藤 林 昭 一
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