小野山利雄先生ご逝去

当振興会元理事長の小野山利雄先生が平成21年12月15日に逝去されました。

小野山先生は、昭和23年23歳にして福知山市に珠算塾を創立され、その後教育者として学校経営者として卓越した識見と能力を発揮され、創立された私塾を、京都共栄学園中学高等学校として、東大・京大をはじめ超難関の国公私立大学に多数の進学実績をもつ府北部有数の中高一貫校に育てあげられました。

先生はまた、京都府私立中高校長会、京都府私学退職金財団、京都府私立中高経営者協会等の役員を始め、近畿・全国の私立中高連合会や京都府私学審議会委員などの、数え切れぬ要職に就任され、広く私学全体の振興発展に多大の貢献を尽くされました。

京都私学振興会にとっても、創設間もない昭和40年に評議員に就任され、昭和44年からは理事・監事として、平成5年からは理事長として経営の任に当たられ、当振興会50年の歴史のうち実に44 年もの永きに亘って京都の私学の発展に多大の貢献を尽くされました。

中でも、先生の功績として特筆されるべきは、平成初年、当振興会が結婚式場経営に行き詰まり、莫大な借入金を抱えて財政危機に陥った時期に、果断をもって改革を決断され、私学会館の土地建物の売却・借入金の返済・従業員との退職交渉・新私学会館の建設等々の困難な問題の解決に寝食を忘れて取組まれたことです。

バブル経済が崩壊して地価の急速な下落が始まったあの時期を逃せば、当振興会は莫大な負債を抱えて解散に追い込まれていたのは必至であり、先生の時宜を見逃さない決断力と実行力が当振興会を存亡の危機から救われたのです。

今日、私学を巡る環境が最も厳しい時期を迎えて、当振興会が私学振興を目的とする公益法人として蘇り、その役割を十分に発揮できるようになったのは、偏に先生が危機に当たって発揮された適切な判断力と実行力のお蔭によるものであり、先生を失ったことは当振興会にとって計り知れない損失です。

このページの先頭へ