一燈園中学・高等学校 伝統文化教育(能)
一燈園中学・高等学校 伝統文化教育(能)
授賞理由
1951年以来、50年以上にわたって全校生徒の正課として週一回謡曲・仕舞の授業を実施している。さらに、2002年からは本格的な能の授業を開始し、その成果は、毎年、校内の発表会で披露されている。
実践的に能を学ぶ取り組みは、日本文化や伝統芸能への理解を深めるだけでなく、国語力の向上、音楽(邦楽)的素養の涵養など生徒に様々な影響を与えており、自国の文化に深く接することは国際社会に羽ばたく子どもたちにとって大きな意味を持つ。日本文化の宝庫・京都の学校又一燈園ならではの取り組みといえる。因みに指導は観世流準職分、分林道治師の授業奉仕による。
主な活動
2002年度以降の発表曲目
2002年 | 羽衣 |
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2003年 | 田村 |
2004年 | 土蜘蛛 |
2005年 | 舎利 |
2006年 | 船弁慶 |
2007年 | 賀茂 |
2008年 | 土蜘蛛 |
発表会では例年、高校3年生がシテ方を担当し、高校2年生以下、中学1年生までが地謡を担当する。
その年度の演目についての解説も生徒自身が調べて行っている。
※2008年度は例年の発表会の他に、同校創立75周年記念式典でも発表。
同年は、森田流・能管の指導を受け、囃子の演奏も行った。