立命館宇治中学校・高等学校 国語教育
立命館宇治中学校・高等学校 国語教育
授賞理由
将来、世界を舞台に活躍する人材育成のためには、日本語運用能力の開発が基本であるとの理念に基づき、全校を挙げての多彩な国語教育を展開している。
1998年より「読書活動」の取り組みを開始。現在、中学・高校全学年で週5日「読書の時間」が設けられ、大学図書館との連携や、音読指導も行われている。一方、論理的思考力と論文作成能力の育成を図るため、中学・高校の計6年間を通して「小論文指導」を行い、高校3年次には、1年間かけての卒業論文作成も義務付けられている。
あらゆる角度から、総合的で高度な国語力の養成を目指す同校の取り組みは、国際化社会を生き抜くこれからの若者たちにとって、貴重な取り組みといえる。
主な活動
1995年 | 「読書の時間」導入(国語科の取り組みとして週1回20分でスタート) 漢字能力一斉テストを校内で実施する一方、漢字検定受験を義務付ける。 |
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1998年 | 全校で朝の読書に取り組む。大学図書館との連携開始 |
1999年 | 高校生全員に高校卒業論文を義務付ける |
2003年 | 白藍塾(樋口裕一 氏主催)とテキスト・授業の共同開発を開始。 中学で小論文指導開始。 高校でも小論文指導開始。 |
2007年 | 「読書活動」の取り組みに対し、文部科学大臣賞受賞。 |