メッセージ
同志社女子中学校・高等学校は、1876年京都御所内に女子私塾として誕生いたしました。このときから数えると、本校は今年で140年目を迎えます。同志社の女子教育の発展には、アメリカからやってきた多くの女性宣教師の働きがありました。生徒たちと寝食を共にし、同志社のキリスト教女子教育に心と力を尽くしてくださったのです。
創立者・新島襄は、教育は社会の母である、教育にもいろいろな方法があるけれども、私の目指しているのはキリスト教主義。すなわち、知識と心の教育を両立したものです。これらのことを考えて、私は敢えていいます。女子教育は社会の母の母である。善良で社会に役立つ女性を送り出し、社会の塩となり光となっていただくことである、と述べておられます。この新島の言葉は、現代にもなお通じるものです。生徒のひとり一人がキリスト教主義に基づく良心を持って、地の塩、世の光となって、社会のさまざまな場所で、それぞれの力を役立てることが出来るよう、この学校で学び、成長されることを心より願っております。