受賞者
AWARD WINNER

佐野 斗哉 京都学園高等学校(自然科学)

京都学園高等学校(自然科学)

佐野 斗哉
Sano Toya

授賞理由

佐野、新川ともに特進ADVANCEDコースに在籍し理科部に所属。1年時には様々なテーマで自然科学の課題研究を行い年度末に発表した。2年からは理科講師の指導を受けながら、無脊椎動物であり地球上で最もたくましい小動物と考えられ、凍えるような寒さや長期の渇水、大量の放射線に耐えられる唯一の動物といわれる「クマムシ」の研究に取り組んだ。
クマムシの樽(タン)化について、2人は過去に観察事例のない「クマムシには空気孔が存在する」との仮説を立てて実験に臨み、空気孔候補2カ所を特定することに成功。その研究成果をまとめた論文「クマムシ樽化の謎~体内気圧を調節する穴が存在していた~」は、公益社団法人日本動物学会第90回学会大会にて優秀賞、第63回日本学生科学賞京都府審査委員会によって最優秀賞に選ばれた。そして2019年12月に行われた日本学生科学賞中央審査委員会(東京・日本科学未来館)の最終審査発表で「きわめて優秀である」として、入選三等を受賞した。
また2020年1月には京都大学iCeMS(物質・細胞統合システム拠点)主催による、中国潘陽の東北育才高校・潘陽薬科大学との教育連携プログラムにも取り組み、自らの研究を英語でプレゼンテーションして好評を得た。

主な成績

  • 第90回日本動物学会大阪大会〈高校生部門〉優秀賞
  • 第63回日本学生科学賞中央審査委員会入選3等受賞
  • 第39回近畿総合文化祭〈ポスター部門〉奨励賞