メッセージ
共栄学園が京都府・福知山に生まれてから、半世紀を越えます。近年は進学校として北部の小さな私学の実績としては賞賛に値すると多方面からお言葉もいただくようになりました。またクラブ活動も近年は素晴らしい成果をみせてくれています。
しかし、進学合格実績や、クラブの成果というものは、生徒と歩んだ学校教育の一つの結果であって、教育目的ではありません。共栄学園の教育目的は、創設者・小野山利雄先生のいう、人材の育成なのです。先生は戦後の焼け野原に立ち、これからの日本に必要な人材を作ることを決意しました。人材とは何か。本校では誰かの笑顔のために何かを頑張る人、そう定義しています。私たちの願いは本校を巣立った生徒たちが、やがて誰かの笑顔のためにその力を発揮できるようになることです。
素晴らしい実績を残した卒業生たちが10年、20年後、誰かを笑顔にしていたら、そのときこそ共栄学園を褒めていただきたい、そう思っています。