立命館宇治中学校・高等学校 国際センター
立命館宇治中学校・高等学校 国際センター
授賞理由
1994年“国際型私立学校”として宇治市に開校し、真のグローバル人材の育成をめざし、様々な国際的教育の取り組みを先進的に実施。その取り組みを担う部署の一つとして「国際センター(International Education Center)」を設置、国際教頭と国際主幹の管理職を含み、19名の教職員で組織されている。これは、他校には例を見ない組織形態であり、次世代の組織モデルにも成り得る。センターの活動の大きな柱は、6つの項目に分けられる(下記の主な活動参照)。各国から帰国する生徒を積極的に受け入れ、日本の高校の卒業資格とIBDP(国際バカロレア)の2つの資格を取得できる数少ない学校であり、国内外の難関大学への進学も可能である。また、公立小学校への留学生派遣プログラムでは、在校している留学生が地域の小学校を訪問し、自国の文化や言語の紹介を日本語で行い、地域貢献と国際交流の場として、様々な企画を実施していく予定である。
主な活動
帰国生教育の充実と受け入れ体制の取り組み
今年度は海外30ヵ国以上、300名以上の帰国生が在籍
中学校 | 英語の習熟クラス制、国語・数学・社会・理科の放課後習熟クラスの設置、数学・理科・社会を英語で学習するIPS(International Preparatory Stream)授業の開講などの支援体制を整備 |
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高 校 | IB・IM・普通・一貫の4つのコース制を導入し、国内生、帰国生、 外国籍生徒などの学習進路に合ったカリキュラムを実施 |
- 海外留学と留学生受け入れ体制の取り組み
より多くの生徒に留学の機会を提供できるよう短期・中期の海外派遣プログラムを構築。日常の中でも国際感覚が身につくよう、各国留学生の受け入れを積極的に実施 - GCP(Global Challenge Program)の取り組み
海外の国際会議などへの参加促進のための支援プログラムを実施 - 国際委員会(インターアクトクラブ)の活動
中学校と高等学校の各クラスから2名の国際委員を選出し、学校全体で国際活動を支援 - ステューデント・アンバサダーの活動
帰国入試希望者や海外からの来客に学校案内をする活動。自分の学校を自信を持って案内できるよう国際センターで毎年研修を行っている - 鳳凰杯(Phoenix Cup)「中学生英語スピーチコンテスト」実施