平安女学院中学校高等学校 教育相談部

平安女学院中学校高等学校 教育相談部
授賞理由
教育の機会均等の視点より、家計困難な生徒に対する成績基準なしの奨学金制度を1970年代初めから設定。経済的困難を理由に就学を断念することのないような仕組みを作り、就学保障を行ってきた。同時に、教育を受ける権利を保障するために、個別課題に見合う措置を講じるため主治医や、専門医と連携を図りながら、生徒にとって最も良い支援を模索・実践してきた長い歴史がある。また、不登校が社会問題化される1980年代以前より専門家の研修を受け、10年前から教員以外の2名のカウンセラーが生徒支援チームの一員として加わっている。家庭訪問の実践についても、 「保護者と連携することは言うまでもない事」 との教職員の認識が育っている。その仕組みと、数多くの実践例を土台にしながら、より強く連携。教員とカウンセラー協働システムの構築をさらに推進させている。その実践が功を奏し、さまざまな課題を抱える生徒も、教育を享受できる環境に身を置くことができている。
主な活動
2015年度、健康面や精神面での相談活動やサポートを行ってきた「保健室」、「相談室」、「修学支援室」の窓口をまとめて、生徒の学校生活充実のために、トータルなサポートを目指すため発足