受賞者
AWARD WINNER

山崎 敏昭(同志社高等学校理科教諭・教頭)

同志社高等学校理科教諭・教頭

山崎 敏昭
Toshiaki Yamazaki

授賞理由

山崎教諭は、新タイプの高校物理である英国「アドバンシング物理」の研究会を組織してその中心的役割を担い、日本の高校物理カリキュラムの分析、課題の解明、改善の可能性、実験的な「公開講座」の開催、学会での研究発表など、理科教育、物理教育カリキュラム研究の実践的活動を精力的に継続している。また、多くの高校教員、大学教員とネットワークを結びながら、理科教育における高大連携の可能性を追求するなど、顕著な実績と多大な成果を上げている。

主な活動

1980年 3月 国立京都大学理学部地球物理学専攻 卒業
1980年 4月 同志社高等学校 教諭 入社(現在に至る)
1991年~2006年 同志社大学 嘱託講師(理科教育法)

学会等の活動

1982年~ 科学教育研究協議会(2004~ 京都支部長)
1994年~ 日本物理教育学会(1995~2000 近畿支部京都連絡センター、1997~2000 近畿支部 理事)
1994年~2006年 京都府私立中学高等学校物理科研究会 副会長(事務局)
1995年~ 京都理化学協会 幹事
2005年・2007年 高大連携フォーラム 理科分科会 コーディネーター
2008年~ 日本物理学会 領域13物理教育 世話人

研究論文

山崎敏昭 新学習指導要領・物理Ⅰの特徴とその影響について
―「波」を中心に―
物理教育 49-3 281(2001)
山崎敏昭 他 『アドバンシング物理』による電流回路学習の新しい視点
物理教育 51-3 202(2003)
山崎敏昭 他 実用的な電磁器械を活用した『アドバンシング物理』
電磁気学についての評価
物理教育 52-4 358(2004)
山崎敏昭 他 高校物理実験の実態を探る―2006年大学新入生調査からの分析
物理教育 55-2 33(2006)
山崎敏昭 他 日本とイギリスの高校物理教育の比較 ―放射線学習を中心に―
近畿の物理教育13 18(2007)