私学振興事業
私学教育充実助成金交付事業
京都府内の私立幼稚園・私立小学校・私立中学高等学校・専修各種学校が組織する下記の私学関係諸団体に対し私学教育充実助成金を交付して、これら各団体が行う私学教育充実のための事業活動を資金面より支援しています。
当振興会は、昭和47年度以降私学関係団体に対し研修事業助成金・会議講習会助成金・私学助成運動助成金・私学合同研修会補助金・海外研修助成金などの名目で、昭和62年度までの約15年間に総額4,600万円の資金援助をおこなってまいりましたが、昭和63年度(1988年度)以降は、各私学関係団体に対する定額助成に切り替えて、下表に記載のごとく、これまで25年の長きに亘って総額7億4千万円もの資金助成を行っています。
特に平成24年度(2002年度)以降の最近10年間は、助成金額を大幅に増額して、少子化の進展により厳しい環境にある私学を支援しています。
助成金を交付している団体
- 京都府私立中学高等学校連合会
- 京都府私立中学高等学校保護者会連合会
- 京都府私立中学高等学校経営者協会
- 京都府私立幼稚園連盟
- 京都府専修学校各種学校協会
- 京都府私立小学校連合会
顕彰奨学金事業
当振興会は、私学教育の充実と私学の発展に多大の貢献を尽くした教員・生徒・学校・クラブ・私学経営者等に対し「京都私学振興会賞」を設けて顕彰しています。
また、学費支弁者を不慮の事故や病気で失い、学業の継続が困難となった生徒に奨学金を給付して、向学心のある人材が教育を受ける機会を失わないよう支援しています。
平成18年度に創設した『京都私学振興会賞』及び『京都私学振興会奨学金』は、本年度(平成25年度)をもって第8回を数え、京都の私学の振興に寄与する事業として、回を重ねるごとに内外関係者より非常に高い評価を得ています。
京都私学振興賞の種類
- 私学振興賞Ⅰ
- 教育・研究・指導面において顕著な実績を残し大きい成果をあげた教員
- 私学振興賞II
- 特色ある教育計画を実施して成果をあげている学校又は研究グループ
- 文化スポーツ活動賞I
- 文化芸術活動やスポーツ活動により全国大会等において最優秀またはこれに準ずる成績をあげたクラブ
- 文化スポーツ活動賞II
- 文化芸術活動やスポーツ活動により全国大会等において最優秀またはこれに準ずる成績をあげた生徒
- 特別賞
- 永年私学経営に携わり顕著な功績をあげた私学経営者・私学関係団体の役員として永年私学の振興発展に多大の貢献を果たした者・広く私学の振興発展に貢献した個人又は団体
- 小野山利雄賞
- 元理事長小野山利雄先生より寄贈された基金を基に、私学教育の充実に格段の貢献を果たした個人・団体
- 教育研究奨励金
- 日々私学教育に専念努力している教員又は研究グループ
その他の私学支援事業
その他の私学支援事業として、教育機器の寄贈や研修会の開催などを行っています。
教育機器の寄贈
平成20年1月に、京都府内の私立幼稚園152園に大型絵本各2冊を寄贈し、併せて府内の私立幼稚園・私立小学校・私立中学校・私立高等学校・専修各種学校全270園校にAED各1台を寄贈しました。(寄贈総額約6,000万円)
平成26年度も、京都府内の全私立幼稚園151園に東日本大震災幼稚園記録ビデオを寄贈すると共に、併せて府内の私立幼稚園47園に大型絵本各10冊を、府内の私立幼稚園・私立小学校・私立中学校・私立高等学校・専修各種学校全218園校に電子黒板機能付短焦点プロジェクター・書画カメラ一式を寄贈します。(寄贈総額約6,000万円)
研究会の開催
- 平成6年10月22日
- 講演「学校事故に関わる諸問題Ⅰ」
講師:弁護士 俵 正市先生 - 平成7年11月30日
- 講演「学校事故に関わる諸問題Ⅱ」
講師:弁護士 俵 正市先生 - 平成8年2月28日
- 講演「京都府の生涯学習基本構想と私立学校の役割」
講師:濱崎正規先生 - 平成15年10月10日
- 講演「教育改革の進展と私立学校の課題」
講師:京都ノートルダム女子大学学長 梶田叡一先生 - 平成16年11月25日
- 講演「学校法人を取り巻く行政の方向性と私立学校法の改正」
講師:文部科学省調査官
講演「学校法人会計基準の見直しと学校法人を巡る諸問題」
講師:公認会計士 齋藤力夫先生 - 平成18年12月4日
- 講演「私立学校の現況と学校法人会計基準の問題点及び近年の税制改正」
講師:公認会計士 齋藤力夫先生 - 平成20年10月9日
- 講演「中世の女性について」
講師:京都橘大学学長 田端泰子先生
講演「少子化と私立学校」
講師:京都私学振興会常務理事 藤林昭一 - 平成25年7月4日
- 講演「吉田松陰と松下村塾」
講師:京都大学名誉教授 海原徹先生